起き上がり観音

流された観音様の言い伝えを言じ、水中から引き上げた不思議な石

この地区では古くから川の上流にあった観音様が災害で太田川に流され、「川の水は冷たい。早く引き上げてくだされや。重い体ではあるが、もみ殻一の重さになります。弘法岩の下手で待っております」という言い伝えがあったと言われる。

平成3年の夏、仰心の厚い可部在住の中本進氏が鮎釣り中、異様な岩にふと気づき、目を凝らして見ると見えなくなる不思議な因縁に時を過ごし、石の全容を確認し仏縁の尊さに全身に硬直を覚えた。

その後、有志にはかり、秋には水中から引き揚げて簡瀬部落の守護神として尊崇する事となったという。

(石碑に刻まれた由緒による)

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